「第17回在宅ケアを支える診療所・全国市民ネットワークinしんしゅう」
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2011.9.19 |
9月18、19日の両日信州松本で開かれた全国大会に参加してきました。そのオープニングでわが黒岩卓夫先生が、講演後の鎌田實先生と鼎談(ていだん)されること、さらに2年後には新潟朱鷺メッセで第19回が開催される予定で私も大会副会長としてその運営にあたることから、17日に松本美ヶ原温泉に入りました。
松本は、湿度が大変低くまるで大陸にいるような、かつて1989年に経験したフランクフルトのような真っ青な蒼空でした。青ではなく蒼なのです。 |
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鎌田先生の講演に戻りますが、東日本大震災で被災された地域にいち早く入り被災された方の立場にたっての気持ち、さらには諏訪中央病院緩和ケア病棟でのがんにかかられその終末を待つ患者さんの想いを述べられました。あたりまえのことなのですが、そのヒトの立場にたつことによって何をすべきか、何をしてほしいのか答えがでてくる、自分はこれまでそのことを大切にしてこれまでやってきた、と話されていました。専門家もしくは評論家という名の人たちがテレビの前で自由に意見を述べあうのもいいが、一晩でもいいから避難所の体育館で過ごしてみれば、ことの大変さが身にしむ、とくに政治家のひとりでも過ごしてみようとはしなかったか。なるほど、誰一人としていませんでした。 |
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